契約条件の確認
さて、不動産売却を進めてきてようやく売買契約の段になりましたが、この不動産売買契約に関していくつか順を追って解説していきます。
いざ、物件購入の希望があっていよいよ売買契約に至るわけですが、その際に注意しておく点がいくつかあります。
売買契約締結前の契約条件確認
売買契約の締結の前には、事前に契約条件を確認しておくことになります。
契約内容には売買金額、契約時の手付金の額、購入者のローン利用の有無、瑕疵担保責任の範囲などに注意が必要です。
また、引渡し時期も確認しておく必要があります。
もちろん、宅地建物取引業法に基づいて、契約書に記載すべき事項にも確認する必要はあります。
契約条件の中でも特に注意すべき内容をみてみましょう。
手付金
契約締結と同時に手付金を受領します。
受領する金額の上限は決まっていますが、あまりの過少の手付金の場合には手付金の放棄で契約が解除できますので、手付金の額は多めの方がいいものです。
ローン特約
売買代金に充当するために住宅ローンを利用する場合には、万一、この住宅ローンが借りられない場合には、契約を解除できる特約を付加します。
この場合では、契約前にローンの事前審査をしてもらうことが必要です。
そうしておかないと、契約締結してもローン特約で解約できますし、受領済みの手付金も返金しなくてはなりません。
したがって、契約前には少なくともローン事前審査を受けてもらうよう促します。
瑕疵担保
個人が売主の場合には、瑕疵担保を付加するかは当事者同士で決めてもらいます。
よくある事例では、引渡し後2ヶ月間は雨漏りの瑕疵を負うというものです。
これが、宅建業者である場合には、法令通りの瑕疵担保責任を負います
特約条項
この物件だけにある固有の条件は必ず契約書に記載しておく必要があります。
万一、契約後に何らかの大きな支障をきたす項目があるいと、最悪は契約解除ということもありますので注意が必要です。
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