不動産用語集
マスコンクリート
マスコンクリートとは、ダムや橋桁など大規模な構造物を建築する際に用いられる質量や体積の大きいコンクリートのことです。建築学会が出版している建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事においては、最少断面が壁・梁部材で80㎝以上、マット状・柱状で100㎝以上のものが目安とされています。また、マスコンクリートでは、その体積の大きさから水和熱も大きく、内部と外部の温度差によるひび割れが発生します。そのため水和熱を抑えることができる中庸熱ポルトランドセメント・低熱ポルトランドセメントが主に使用されています。
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建築資材・鋼材・石材・木材の用語
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用語監修:
鈴木美由紀
資格情報:宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、不動産コンサルティングマスター
約20年の不動産会社経営を経て、現在は株式会社週刊住宅タイムズ 代表取締役。1960年創刊の不動産業界専門紙「週刊住宅」の編集長を兼務。