千駄木駅周辺の住みやすさ・評判情報
掲載日:2022/3/17
「下町情緒あふれる文豪の街」
谷中と根津と千駄木と合わせて「谷根千」と呼ばれるこの地域は、下町情緒あふれる街として幅広い年代の人々が散策に訪れる。また、千駄木には明治から大正にかけて、夏目漱石や森鴎外などの文豪や著名人が暮らした建物が残存しており、東京大空襲の戦火を免れた大正建築の粋も堪能できるのでぜひ訪れたい。
ちなみに、「やねせん」という言葉は84年に有志の人が立ち上げた「谷中・根津・千駄木」というミニコミ誌が語源である。

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千駄木で
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- 世界にひとつだけのアイテム
- 昔から地域密着型のお店が多いこのエリアには、創業50年以上の老舗が点在。なかでも完全オリジナルの下駄や雪駄が楽しめる「平井履物店」は一見の価値あり。
平井履物店
[ 下駄・草履専門店 ]
「世界に1足だけの和装履物」
下駄や雪駄などの和装履物専門店。店内に並ぶ商品は、すべて手作りのオリジナルで、世界にふたつとない履物を購入できる。また、オーダーメイドの注文も受け付けており、下駄台のサイズやデザイン、鼻緒の柄などを選んで、自分に合った履物を注文できる。上野に開店して以来、80年以上も手作りにこだわっており、最近ではインターネット注文で外国人からも注目を浴びているのだとか。日本独自の文化を履物から味わってみるのはいかが。
おすすめアイテム Recommend
竹皮草履 (女性用)、(男性用)
細かく裂いた竹皮を手作業で編みこんだ和情緒溢れる人気商品。鼻緒には綿をふんだんに使用しているので、長時間素足で歩いても痛くならない。また、草履の底面をプレスして平らにしてあるので、部屋履きとしてもフローリングを傷つけないところが嬉しい。



平井履物店
住 所 | : | 東京都台東区谷中2-18-8 |
電 話 | : | 03-3806-8002 |
営業時間 | : | 11:00~18:00(冬季は17:00) |
定休日 | : | 不定休 |
URL | : | http://hiraitokyo.co.jp/index.html |
Sthorer(ストレル)
[洋菓子店]
「親子3代で紡ぐ洋菓子の味」
昭和33年創業の老舗洋菓子店。満州で生まれ育った先代が、外国航路のパティシエから学んだという昔ながらの洋菓子は、どれもあっさりとした甘味と爽やかな風味が特徴。シンプルで上質な素材にこだわり、砂糖には大根から精製されるビート糖を使用。ミネラルが豊富で、地元の人たちの健康を願う意味も込められているという。
また、10席ほどのイートインスペースも用意。吉本隆明、ばなな親子もよく訪れたという店内には、著名人のサインが飾られており、隠れた人気を誇る名店だ。
おすすめの1品 Recommend
モンブラン
コクのあるアーモンドクリーム入りのタルト生地に、甘さを抑えた生クリームとフランス産のマロンクリームがたっぷりと乗った1品。創業当時からほとんど変わらないという味わいにファンも多いのだとか。



Sthorer(ストレル)
住 所 | : | 東京都文京区千駄木5-50-4 |
電 話 | : | 03-3828-0615 |
営業時間 | : | 10:00~19:00、祝日10:00~18:00 |
定休日 | : | 木曜日、日曜日(イベント時期は変更あり) |
食べる
千駄木で
食べるFOOD
- 下町らしい粋なメニュー
- 団子坂を中心に個人経営の喫茶店や洋食屋が軒を連ねるこのエリアは、チェーン店が少なく特徴的なお店が多い。どうせ食べるなら一風変わった下町居酒屋で豪快にご飯を頬張ってみては?
たこや 三忠
[海鮮居酒屋]
「新鮮で斬新なタコ料理」
20種類以上のタコ料理が楽しめる居酒屋。日本近海で穫れたマダコやミズダコを使用した「タコしゃぶ」や小麦粉を使わずに卵白4個を使用した特大サイズの「明石焼き」など、一風変わったメニューが並ぶ。
調理次第でいろいろな味が楽しめるのがタコの特徴、と語るご主人が自ら調達した新鮮なタコはしっかりとした歯ごたえで深い味わいが楽しめる。
おすすめメニュー Recommend
タコめし(黒)
イカスミで炊いた真っ黒なごはんの上にゆでたタコとイクラを乗せた豪快な丼モノ。出汁にタコの頭などを使用し、タコ好きにはたまらない1品だ。



たこや 三忠
住 所 | : | 東京都文京区千駄木3-1-17 |
電 話 | : | 03-3824-2300 |
営業時間 | : |
17:30〜22:00(L.O 21:30) 土日祝 17:00〜22:00(L.O 21:30) |
定休日 | : | 水曜日 |
楽しむ
千駄木で
楽しむENTERTAINMENT
- 五感で感じる大正ロマン
- 東京大空襲の戦火を免れたこのエリアには、明治・大正期から残る歴史的建築物が多い。森鴎外の住居跡や安田財閥の創始者・安田善次郎の一族が住んだ旧宅などを巡り、大正ロマンを肌で感じてみよう。
旧安田楠雄邸庭園
[東京都指定名勝]
「今も残る大正期の近代建築」
旧安田楠雄邸は、大正8年に建設された近代和風建築。豊島園の創設者である藤田好三郎氏が建てた家で、その高い保存状態から、東京都からも名勝に指定されている。大正時代のソファやアールデコ調のカーテン、『VICTROLA』という蓄音機などがそのまま残されている応接室や、猫間障子や水屋など和風建築の粋が詰まった茶の間は見どころ満点。何から何まで貴重な資料なので、入館の際には靴下着用が義務づけられている。案内をしてくれるボランティアガイドのわかりやすい説明も楽しむポイントだ。
おすすめスポット Recommend
庭園
直接庭に降りる事はできないが、1階応接室や2階客間から見事なかえでや桜を眺める事ができる。春には夜桜イベントも開催される。



旧安田楠雄邸庭園
住 所 | : | 東京都文京区千駄木5-20-18 |
営業時間 | : | 10:30~16:00(最終入館~15:00) |
開園日 | : | 水曜日、土曜日 |
森鴎外観潮楼跡
[史跡]
「文豪が暮らした旧家の庭園」
小説「舞姫」などの作者で明治の文豪として知られる森鴎外が、明治25年から大正11年までの約30年間住んでいた家を観潮楼という。この家では、「雁」「阿部一族」「山椒大夫」などの作品が書かれたと言われている。空襲の被害からも免れて残存する「大銀杏」や「三人冗語の石」「門柱の礎石と敷石」は当時からの面影をそのままに残している。
また、本郷図書館地下1階では、鴎外を巡るミニ展示も実施している。



森鴎外観潮楼跡
住 所 | : | 東京都文京区千駄木1-23-4 |
電 話 | : | 03-3824-5511 |
営業時間 | : | 10:00〜18:00 |
・掲載情報について
最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
アクセス
千駄木の
アクセスACCESS
- 千代田線を起点にJRを活用
- 東京メトロ千代田線にある千駄木駅。大手町や日比谷などのビジネス街から、表参道や明治神宮(原宿)などのショッピングエリアにも乗り換えなしで行くことができる。また隣の西日暮里駅がJRに接続しており、新御茶ノ水駅にはJR総武線、中央線が接続。池袋、新宿、渋谷も30分圏内だ。
電車:千駄木から
秋葉原駅へ → 約18分(JR総武線)
池袋駅へ → 約19分(JR山手線)
新宿駅へ → 約27分(JR中央線)

タクシー(深夜割増):千駄木まで
池袋駅から → 約3,380円
新宿駅から → 約4,580円