麻布十番駅周辺の住みやすさ・評判情報
掲載日:2022/3/17
「セレブが集まる憧れの街」
都内有数の活気あふれる商店街「麻布十番商店街」で知られる麻布十番エリア。都心部でありながら、長く地下鉄の駅がなく陸の孤島になっていたため、奇跡的に昔ながらのにぎやかな商店街と閑静な住宅街が残されてきた。毎年8月下旬には、商店街の人々が一丸となって盛り上げる納涼まつりが開催され、たくさんの人々でにぎわう。
ハイクラスな人たちが暮らす高級住宅街でありながら、下町のような地元愛に支えられた魅力的なエリアだ。

買う
麻布十番で
買うSHOPPING
- 五感を養う都会人のための専門店
- 東京の観光スポットとしても人気を集める麻布十番商店街には、食料品や日用雑貨などを扱う普段使いの商店から趣味を楽しむ専門店まで、多種多様な店が軒を連ねている。なかでも、お香や万華鏡専門店などハイセンスなエリアらしい感性を高めるショップが多いのが特徴だ。
ほかでは手に入らないアイテムを加えて、暮らしの質を磨いてみては?
カレイドスコープ昔館
[万華鏡専門店]
「万華鏡の中に広がる別世界を見てみよう」
偶然、ニューヨークにあるカレイドスコープ(万華鏡)のお店の映像を見たオーナーの荒木路さんが「日本の大人に紹介したい」とオープンした日本初の万華鏡専門店。
荒木さんは万華鏡の魅力を「小さな穴をのぞくだけで、色と光に溢れた別世界を体感できるところ」という。筒の中に仕込まれた鏡が光を受けて作り出す世界は、2度と同じ模様が出てこないため、一瞬一瞬が人生で一度きりの出会い。「ですから1本お持ちいただければ、ずっと楽しんでいただけます。のぞいているときは周りの視界や感覚が遮断されるため、いい気分転換になりますよ」。万華鏡の癒し効果は、大学の研究でも実証済みなのだそう。オフィスやリビングにひとつ置くと、いつもの場所がワンランク上の空間に。
また、カレイドスコープ昔館ではステンドグラスによる手作り万華鏡教室を開講しており、女性だけでなく、男性にも人気なのだとか。
※万華鏡教室に関する問い合わせ、申し込みは下記HPより
おすすめアイテム Recommend
Marble Scope
ステンドガラスを張り合わせたスコープ本体は、こちらの工房スタッフが手作りで仕上げたオリジナルアイテム。ひとつひとつ異なる模様が入ったガラスの球体「マーブル」は入れ替えることができるので、本体がひとつあれば、マーブルを買い足すことでさまざまな色の世界が楽しめる。



カレイドスコープ昔館
住 所 | : | 東京都港区麻布十番2-13-8 |
電 話 | : | 03-3453-4415 |
営業時間 | : | 月曜日~土曜日11:30~20:00 |
日曜日・祝日11:00~18:00 | ||
休 み | : | 火曜日 |
URL | : | http://www.brewster.co.jp/ |
麻布 香雅堂
[香木専門店]
「殺伐とした日常を生きる現代人の心を癒す自然の香り」
室町時代に確立された香道は、香木(香りのする特別な木)を専用の道具でたいて、その香りをきき(嗅ぎ)分けて遊ぶ芸道のひとつ。香雅堂はこの香道で使われる香木や香道具などをそろえる東京随一の専門店だ。
やや敷居が高く感じるかもしれないが、店内にはスティックのお香や匂袋など気軽に楽しめる商品もたくさんそろっているのでご安心を。なかでも初めての人におすすめなのが、香雅堂オリジナルのスティックのお香。この形状のお香は化学香料を使っていることが多いが、こちらのものは香木を主原料とする自然が生み出した香り。「この香りを手がかりに豊かな自然の景色を思い浮かべ、香りの世界に浸ってみてください。香木は漢方薬のひとつで、ストレスを和らげてくれますよ」と、店主の山田眞裕さん。
また、2階の香席では、香道などの教室の他、未経験者を対象に体験香席も開かれている。
麻布 香雅堂
住 所 | : | 東京都港区麻布十番3-3-5 |
電 話 | : | 03-3452-0351 |
営業時間 | : | 11:00〜18:00 |
定休日 | : | 日曜日・祝日 |
URL | : | http://www.kogado.co.jp/ |
食べる
麻布十番で
食べるFOOD
- 毎日食べたい十番自慢のおやつ
- 戦前から続く老舗が今も多く残る麻布十番商店街。そばやたい焼き、煎餅にあられなど、長く愛されてきた飾らない庶民の味が今も残っている。
今回は数ある名店のなかから、地元の人のおつかいものとして、また観光客のおみやげとして、圧倒的な支持を集める2店をピックアップ。
浪花家総本店
[ たい焼き店 ]
「麻布十番を代表する定番の甘味」
「およげたいやきくん」のモデルで、たい焼きといえばココ!というほどの有名店。創業は明治42年、現在は4代目神戸将守さんが100年以上続くのれんを守る。毎日あんこを炊き、職人が手焼きする初代の時代から変わらない仕事が今も続く。1匹ずつ焼く昔ながらの型を使うため、焼き場には7~8人が立ち、休む間もなく毎日2000匹以上を焼き上げる。口の中ですっと溶けるようにパリッと薄く焼き上げられた皮のなかには、しっぽまであんこがぎっしり。あんこは小豆らしいコクや香りが引き立つように炊き上げられているので、後味がさっぱりしていて男性にもおすすめ。
2階の喫茶スペースではかき氷や焼きそばなども食べられ、ちょっとした合間に立ち寄る地元の人が多い。
おすすめメニュー Recommend
たい焼きセット、焼きそば
神戸さんにたい焼きの好きな食べ方を聞くと「ちょっと冷めたころを頭から」という意外な答えが返ってきた。冷めてもおいしいのが、本物の証だ。また、焼きそばはこれだけを食べに来る人も多いという人気メニュー。具材はキャベツとあげ玉のみというシンプルさにはまってしまう。



浪花家総本店
住 所 | : | 東京都港区麻布十番1-8-14 |
電 話 | : | 03-3583-4975 |
営業時間 | : | 11:00~19:00 |
定休日 | : | 火曜日、第3火曜日と水曜日は連休 |
たぬき煎餅
[ 煎餅専門店 ]
「煎餅屋としては唯一『宮内省御用達』の歴史をもつ老舗」
店の前を通ると、ガラス越しにニコニコとご主人が煎餅を焼く姿が目に映り、きつね色のおいしそうな煎餅についつられてしまう。たぬき煎餅は昭和3年に浅草の柳橋に創業するが、戦火によって店舗が焼失。戦後に現在の場所で再興され、以来麻布十番を代表する名店として愛されてきた。店頭には定番のしょう油煎餅からチーズを挟んだ煎餅「たぬ吉」や、ガーリック味などいろいろな味がそろうひと口煎餅まで、バラエティ豊かな煎餅が並ぶ。
「店名の“たぬき”には“他を抜く”という意味も込められています。よそ様にはないものを作るのが当店のこだわりのひとつです」と三代目の日永治樹さん。米やしょう油など、素材は全国から集めた特級品を使い、心を込めて焼き上げられた煎餅は、日本人が愛してやまない素朴なおいしさだ。
おすすめメニュー Recommend
直焼大狸、直焼古狸
三代目が店頭で一枚ずつ焼き上げた手焼き煎餅。山形県庄内産のうるち米に、皇室で使われているしょう油を使用した、店を代表する最高級品。大狸は生地が柔らかく、しょう油がよく染み込んでいるのが特徴。逆にやや硬めの古狸はうるち米のおいしさが前面に出ている。



たぬき煎餅
住 所 | : | 東京都港区麻布十番1-9-1 |
電 話 | : | 03-3585-0501 |
営業時間 | : |
平日 9:00~20:00 土曜祝日 9:00~18:00 |
定休日 | : | 日曜不定休 |
URL | : | http://www.tanuki10.com/ |
楽しむ
麻布十番で
楽しむENTERTAINMENT
- ふらりと立ち寄りたい憩いの場
- 麻布十番は近隣の六本木や赤坂とは異なり、観光名所的な大型施設などのない閑静な住宅エリア。ゆえに、街は落ち着きある雰囲気に包まれている。
そんな麻布十番で、住民たちの憩いスポットといえば「網代公園」と「十番稲荷神社」。公園で休憩をしたり、神社をお参りしたりと、買い物や散歩のついでに地元の人たちが訪れている。
網代公園
[ 公園 ]
「地元の人たちがのんびりと過ごす麻布十番のオアシス」
商店街のすぐ近くにある公園で、元気いっぱいに遊ぶ子どもたちや日向ぼっこを楽しむお年寄りが集まる、数少ない都会のオアシスだ。公園周辺は中世から開かれていた土地で、江戸時代には網代町と呼ばれていたことから「網代公園」と名づけられた。
園内には滑り台やブランコなど定番の遊具のほかにも、地名の由来を解説したパネルや平和への祈りを込めたモニュメント「碧翔」があり、土地の歴史を知ることができる。8月の納涼まつりのときには、盆踊り会場として浴衣姿の人たちでにぎわう。ちなみに昔はおまつり中にお化け屋敷が作られていたのだとか。



網代公園
住 所 | : | 東京都港区麻布十番2-15-1 |
十番稲荷神社
[ 神社 ]
「麻布十番の守り神として愛され続けるかえるさん」
昭和20年に戦火によって建物が焼失してしまった「末広神社」と「竹長稲荷神社」を合併して「十番稲荷神社」として再建したのがこの神社のはじまり。小さな境内は1日中お参りに来る地元の人が絶えず、麻布十番の守り神として大切にされている。
また、この神社はかえる伝説のゆかりの地。かつて末広神社では、江戸時代に屋敷を火事から守った大がえるにあやかった御札「上の字様」が戦前まで授与されていた。合併を機に、その御札は途絶えていたが昭和50年に「かえるの御守」として復活し、その2年後には石像の「かえるさん」も奉納された(平成20 年に「上の字様」も復活している)。“かえる”の語音から旅行や病院から無事に帰る、失くしものが返る、若返るなど、その御利益はさまざま。
おすすめポイント Recommend
宝船の石像
港区にある七福神を祭る神社・寺院を巡る「港七福神巡り」。十番稲荷神社は全国的にも珍しい「宝船」の巡拝所になっている。そのため港七福神巡りの巡拝所は六社二寺の合計八カ所。境内にある宝船の石像は七福神が全員集合した、なんとも縁起のいい意匠だ。



十番稲荷神社
住 所 | : | 東京都港区麻布十番1-4-6 |
電 話 | : | 03-3583-6250 |
ご朱印などの受付 | : | 9:00~17:00 |
休 み | : | なし |
URL | : | http://www.jubaninari.or.jp/ |
・掲載情報について
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アクセス
麻布十番の
アクセスACCESS
- 都内の主要な街へ楽々移動
- 山手線の内側にありながら、長く地下鉄の駅が存在しなかったためにやや行きづらさを感じる街だった麻布十番。しかし、2000年に南北線と大江戸線が開通したことで、アクセス面での問題は解消された。六本木は一駅だし、渋谷や霞ヶ関など、都内の主要な街に出るのも楽々だ。
電車:麻布十番から
六本木駅へ → 約2分(都営大江戸線)
霞ヶ関駅へ → 約12分(都営大江戸線~六本木より東京メトロ日比谷線)
大手町駅へ → 約20分(東京メトロ南北線~白金高輪より都営三田線)
渋谷駅へ → 約12分約17分(東京メトロ南北線~永田町より東京メトロ半蔵門線急行)

タクシー(深夜割増):麻布十番まで
六本木駅から → 660円
渋谷駅から → 1,700円
※参考値となります。