掲載日:2022/3/17

両国駅周辺の住みやすさ・評判情報

こんな街で暮らしたい!

「力士たちが暮らす相撲の街」

両国国技館と江戸東京博物館が駅前に建つ両国は、相撲と歴史の街として外国人や修学旅行生たちが訪れる“観光の街”という印象が強い。でも駅前を抜ければ、戦後の復興とともに新しく整備された街は、下町の人々が暮らす静かな佇まいを見せる。銀座や日本橋に自転車で行けるという抜群の地の利から“住むための街”としても根強い人気だ。

こんな街で暮らしたい! 両国

両国ってどこにあるの?

両国ってどこにあるの?

両国で買うSHOPPING

全国から注文殺到! キングサイズ専門店
外出するときは浴衣に雪駄や草履というスタイルが定番の現役力士たちは、自分たちで洋服や靴を選ぶことはあまりないのだそう。そのため、たくさんの力士たちが暮らす両国でも、大きいサイズ専門の洋品店や靴屋は実は数えるほどしかない。ただし、その充実した品ぞろえはさすが両国! どんなビッグサイズでも対応してくれるという心強い専門店には全国各地から訪れる人も多い。

ライオン堂

洋品店

「どんなキングサイズもどんとこい!」

相撲の街・両国といえども、下着からジャージ、シャツ、デニム、浴衣まで扱うキングサイズ専門店は唯一ココだけ。もとは明治40年に創業した一般向けの洋品店だったそうだが、昭和53年に三代目の久保田茂さんが店を引き継いだ際に、「両国だから大きいサイズの服が手に入るはず」と全国から集まってくる人々の期待に応えるためキングサイズに専念。今では“おなか周り1メートル以上”の看板を掲げ、例えばデニムならウエスト170cm、シャツなら7L(ウエスト170~180cm)までそろえている。「これを上回るサイズであっても特注で作りますよ」と久保田さん。なんとも頼もしい!

おすすめアイテム Recommend

デニム

52~68インチというビッグサイズのデニムはライオン堂オリジナル。国内のデニム工場に特注して作っている。また、今では数軒しかやっていないという力士が着る相撲下着も製造していて、新弟子のほぼ100%がライオン堂製のものを着用。

ライオン堂

住 所 東京都墨田区両国4-30-10
電 話 03-3631-0650
営業時間 9:30~18:00
定休日 日・祝日

大きい靴 イマムラ靴店

靴屋

「力士たちも通う大きい靴の専門店」

創業以来90年、現在の店主・今村真人さんは四代目になるという老舗の靴店。雪駄から草履、サンダル、スニーカー、革靴まで店内を埋め尽くように陳列された靴は、28~33センチという大きなサイズのものが中心。力士の常連客も多く、また遠方から大きな靴を探しに来る人も多いという。「今の人はわりと足が大きいから、普通の店でも大きいものを扱っていたりするけれど、それは店の一角。うちみたいにそれがメインの店は少ないからね」と今村さん。特に足が大きかったり、左右の足の大きさが違ったりという特別な場合には、オーダーメイドにも対応。「どんな条件でもいい靴を履いて欲しい」というのが、今村さんのこだわりだ。

おすすめアイテム Recommend

クラークスの靴

イングランド創業のカジュアルシューズブランド「クラークス」のものも大きなサイズを用意。今村さん自身、カジュアルで品質の高い靴が好みということもあって、カジュアルシューズが充実している。

大きい靴 イマムラ靴店

住 所 東京都墨田区両国4-30-8
電 話 03-3631-1397
営業時間 9:30~19:00、日・祝11:00~16:00
定休日 日・祝(不定休)

両国で食べるFOOD

部屋の味を受け継ぐちゃんこの名店にハマる
両国に多いのは、やっぱりちゃんこ屋。本来ちゃんことは、相撲部屋での食事の総称。そのなかでも親方も新弟子も大鍋を囲んで一緒に食べられる鍋料理が重用されたことから、今では“ちゃんこ=鍋”というイメージが定着したのだそう。ひと口にちゃんこ鍋といっても部屋ごとに味はさまざま。そんな相撲部屋ごとの味を伝承する名店が多い両国なら、気分でその日の味を選ぶ楽しみも。

ちゃんこ 巴潟

ちゃんこ屋

「1976年創業。老舗相撲部屋の味を守る」

九代目の友綱部屋が代替わりで錦糸町に移るのをきっかけに、その跡地をちゃんこ鍋のお店としてオープン。店名の“巴潟”は九代目友綱親方の四股名で、巴潟、太刀山、国見山、矢筈山と4種類あるちゃんこ鍋の名称も、部屋ゆかりの名力士に由来してつけたもの。6時間かけてとるトリガラスープを醤油味に仕上げた「太刀山」、塩味のスープにいわしつみれを合わせた「国見山」、あじつみれと魚介類をポン酢で食べる水炊き風「矢筈山」、4種類の味噌をブレンドしたスープの「巴潟」とバラエティー豊かな味を楽しめる。刺身用の魚介類を鍋の具材に使うなど、食材の質・ボリュームともに豪快でうまさ寄り切り!

おすすめメニュー Recommend

国見山ちゃんこ(写真は3人前)

あっさりとした塩味で、老若男女を問わず一番人気のちゃんこ鍋。友綱部屋の名物でもあったといういわしつみれに、魚介類から牛肉、鶏肉まで豪快に入れる。つみれはふっくらとした食感を出すため、毎朝手作業ですり潰して作っているのだという。

ちゃんこ 巴潟

住 所 東京都墨田区両国2-17-6
電 話 03-3632-5600
営業時間 11:30~14:00(LO)、17:00~21:00(LO) 土・日・祝日11:30~14:00(LO)、16:30~21:00(LO)
定休日 毎週月曜日 ※但し、両国国技館で大相撲開催の2週間は月曜日も営業しています。年末年始(毎年12/31~1/5昼営業まで)
座 席 300席

Cafe de 映水庵

カフェ

「川を眺めながらまったりお茶タイム」

堅川沿いに建つ一軒屋のカフェ。窓のすぐ外に設えられた小さな竹林越しに、堅川と一之橋を眺められる絶好のロケーションでのんびりくつろげる。20年間店を切り盛りしてきたのは、両国育ちの山口まさみさん。「自分ひとりでできる範囲で」とコーヒー中心に始めたメニューは、常連客のリクエストに応えるうちに、今ではカレーライスや日替わりランチ(いずれもランチタイム限定)なども仲間入り。冷凍食品や加工品は使わない家庭的なおいしさが好評だ。3年前からは店の入口に娘さんたちがかわいらしい切花や植木を並べ、小さな花屋さんをスタートさせた。出迎えてくれる季節の植物たちが心地いい。

おすすめメニュー Recommend

ブレンドコーヒーと自家製チーズケーキ

ブレンドは飲みやすいマイルドさを重視。やや物足りないという人は、酸味の強いトアルコトラジャコーヒーをどうぞ。チーズケーキはレモンなどを酸味を加えずに焼くため、マイルドなおいしさで男性からの人気も高いのだそう。

Cafe de 映水庵

住 所 東京都墨田区千歳1-3-3
電 話 03-3634-9525
営業時間 月・水~金 9:00~18:00
土 10:00~18:00
定休日 日・祝日
座 席 9席

両国で楽しむENTERTAINMENT

両国がもつ2つの魅力を体感しよう
赤穂浪士が討ち入りをした吉良邸や“鬼平”として知られる長谷川平蔵の屋敷などがあった両国は、さまざまな歴史の舞台にもなった街。しかし、関東大震災と東京大空襲という2度の災禍に見舞われ、現在はその名残をわずかに見ることしかできない。そんな相撲の街であり歴史の街でもある、両国の2つの顔を楽しめるスポットを紹介。

江戸東京博物館

博物館

「江戸時代から昭和30年代までタイムトラベル」

江戸時代から東京オリンピックまでの江戸と東京の歴史を総覧できる江戸東京博物館。1993年にオープンしました。館内には常設展示室に企画展示室、ミュージアムショップやレストランも併設していて丸1日遊べてしまう。常設展示室では、江戸時代の芝居小屋「中村座」と明治時代の洋風建築「朝野新聞社」の2つの大型模型をはじめ、江戸時代の武家屋敷や日本橋界隈を再現したジオラマ、鹿鳴館やニコライ堂の動く模型など、各時代の様子を臨場感たっぷりに再現している。また、大名のかごに乗ったり、千両箱を持ち上げたりなど時代劇でおなじみの体験もできて、これには子どもも大人もご満悦なのだとか。

おすすめポイント Recommend

江戸時代の姿をリアルに再現した日本橋

5階から6階が吹き抜け構造の常設展示室は、まず日本橋を渡って先へと進む趣向に。この日本橋は長さこそ半分だが、幅と橋げたの高さは幕末頃の日本橋をモデルに、当時の原寸どおりに再現されていて迫力満点だ。橋を歩いているうちに、気分はすっかり江戸時代に飛んでいく。

江戸東京博物館

住 所 東京都墨田区横網1-4-1
電 話 03-3626-9974
営業時間 9:30~17:30(いずれも入館は閉館の30分前まで)
休館日 月(祝日の場合は翌日)、年末年始

相撲の街

「江戸時代から続く相撲スポットを散策」

江戸時代から相撲興行の中心地といえば、現存する「回向院」の境内。現在の境内の広さからは想像できないが、明治42年には初代の両国国技館が旧境内内に建ち大相撲の場所が行われた、まさに相撲の聖地だ。戦後30年間は蔵前国技館に場所を移したが、昭和60年に現在の「両国国技館」が新築され、再び大相撲が両国に帰ってきた。現在の国技館内の「相撲博物館」では錦絵や番付、化粧廻しなどを展示し、そんな相撲の歴史を伝えている。また、両国駅西口から続く国技館通りの両側には、歴代の名力士たちの手形を彫ったモニュメントがいくつも立っていて、貴乃花や曙などなじみの名前にも出会える。

見どころポイント Recommend

新弟子が祈願に訪れる回向院の力塚

昭和11年に相撲協会が歴代の相撲年寄衆の慰霊のため、回向院の境内に建立したのが「力塚」。それ以来、新しく部屋に入った新弟子たちは、力を授かるようにここで祈願するようになったのだそう。

国技館

住 所 東京都墨田区横網1-3-28

諸宗山 回向院

住 所 東京都墨田区両国2-8-10

掲載情報について
最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

両国のアクセスACCESS

両国からならどこへでも
JR総武線と東京メトロ大江戸線が通る両国は、都内の主要な駅にはどこへでも30分以内で行けるという素晴らしい立地条件を持っています。少し遠くに足を伸ばしたいときも、千葉方面へも横浜方面へも1時間以内で行けるというのは魅力的です。タクシーでも東京駅からは2,000円以内ですから、夜の遅い方でも安心です。

電車:両国から

秋葉原駅へ → 約4分(JR総武線)

御茶ノ水駅へ → 約7分(JR総武線)

東京駅へ → 約11分(JR総武線~秋葉原よりJR山手線)

新宿駅へ → 約20分(JR総武線~御茶ノ水よりJR中央線快速)

銀座駅へ → 約25分(JR総武線~御茶ノ水より東京メトロ丸ノ内線)

路線図|両国

タクシー(深夜割増):両国まで

東京から → 約1,860円

新宿から → 約4,900円

※参考値となります。

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