一級建築士事務所 宮田一彦 アトリエ コメント:物件は鎌倉にはめずらしい軽量鉄骨造。在来木造が当たり前の当時としてはかなりモダンな住宅であったと推察されます。現地調査の結果、それなりの経年劣化は否めませんが構造である鉄骨部分はまだまだしっかりしていました。細かいディテールもとてもよく考えられていて感心。意匠としては無垢の「鉄と木」という対照的なエレメントを意識的に採用することでよりコントラストの強いインパクトのあるデザインとしました。低めの天井は最大限高くすることができ、外観と内観に一貫性のある家になりました。外壁に設けたレッドシダーは経年変化で色が抜けて灰褐色になっていきます。