「シングル」と「子育て」マンション選びどう違う? 【OCN不動産】

「シングル」と「子育て」マンション選びどう違う?

「シングル」「子育て」マンション選びどう違う?

シングル時代に購入したマンション。結婚してそのまま住み続けてみると「こんなはずじゃなかった」ということも多いもの。今回は、「マンション選びの4つのポイント」を、主に子育て世代はどんなポイントをケアすべきかを中心にお伝えしたいと思います。

【ポイント1】まず建物は低め、できれば低層階を選びたい

シングル時代には、部屋からの眺め重視で物件を選ぶ人も少なくありません。
ところが子供が生まれると、マンションの高層階は子どもにとって危険がいっぱいです。連日ニュースなどでも報道されているとおり、幼い子供のマンションからの転落事故が後を絶ちません。
どんなにケアしていても、ちょっと目を離した隙に、窓を開けて、エアコンの室外機に上って…などということも十分にありえます。

ベストな選択はマンションならやはり1階、せいぜい2階などの低層階でしょう。転落事故ももちろんですが、子どもが歩き出し、室内を走り回るようになると、下の階の人に迷惑をかけることになり、それがストレスになってしまうこともあり得るからです。

眺めは共用施設で楽しむとして、子どもを育てることを視野に入れるなら、低層階を選びたいところです。

どうしても眺めにこだわりたいなら、高層階でも窓が開けられない構造になっていたり、子どもへの配慮がなされているマンションもあるので、マンション見学の際にはチェックしておきたいところです。そして、バルコニーにはモノを置かないなど使い方も工夫したいところです。

【ポイント2】間取りでいうと2LDK以上で和室があると使い勝手がいい

生まれたばかりの赤ちゃんの世話は24時間体制です。そのため、家族が同じ部屋にいるとどうしても全員が赤ちゃん時間にひきずられ寝不足になってしまったりということもあります。

パパやママがゆっくりひとりで休む時間をつくるためにも、家族や赤ちゃんとは別々に過ごせる空間があるといいでしょう。また、両親や友人などに泊まり込んで手伝いをしてもらったり、ベビーシッターさんに世話をお願いするときも部屋があると便利です。赤ちゃんが大きくなってくると荷物も増えてきますので、赤ちゃんの荷物を収容する部屋としても便利です。
また、リビング脇にリビングと一体化して和室がある間取りだと、上記の用途以外にも赤ちゃんに添い寝してのお昼寝や、授乳・着替えのスペースとして活用できるのでより使い勝手がいいといえるでしょう。

【ポイント3】家事がしやすい作業動線か

シングル時代には、キッチンは、よほどの料理好きは別として、せいぜい一人か二人分の料理がつくれればOK、という程度でチェックしている人も多いのではないでしょうか。
しかし忙しい子育て世代となると、とにかく家事も同時並行でこなさないと生活がうまくまわりません。ミルクのお湯を沸かしている間に洗濯機を回し、掃除機をかける、など同時並行で家事を行うことにより短時間で効率よく家事をこなせることがとても重要です。そのためには、家事動線も考えたいもの。

いちばんいいのは、バルコニー、洗濯・洗面スペース、キッチンといったメインの家事スペースが一直線でつながっていて行き来しやすい3WAYといわれる間取りです。無駄な移動が減るのと、同時並行で家事がしやすいというメリットがあります。
キッチンの横にバルコニーがあると、臭いのこもりやすいオムツや生ごみなども一時的に置けたりするので、部屋に臭いがこもらず快適です。

【ポイント4】南向きとは言わないまでも、明るい部屋と風通しにこだわりたい

シングルやDINKS時代なら、家は寝に帰るものであって、日当たりや通風などは二の次でいい!という人も多いもの。ところが、子どもが生まれると、とくに赤ちゃんのうちは外に出る時間も限られ、必然的に昼間家で過ごす時間が多くなります。一日中家にいてみると、日の当たらない部屋、光のあまり入らない部屋というのはなんともつらいものです。

また、赤ちゃんがいると、洗濯物の分量も増え、せっかく干しても日陰であったり、風通しがよくないと洗濯ものが乾ききらないということも起こり得ます。

ママも子供も快適な環境のためには、採光、通風もぜひ意識したいところです。

いかがでしょうか?今回は、ライフスタイルに合わせたお部屋選びのポイントとして「シングル」と「子育て」で比較してみました。あなたのライフスタイルの参考にしてみてください。

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千葉 由里(不動産・住生活ジャーナリスト)
千葉 由里(不動産・住生活ジャーナリスト)

住宅やオフィスビルの企画開発・設計管理、販売、管理設計業務など7年あまりにわたる不動産全般にかかる業務を経て、住宅情報誌の編集に携わる。
住宅総合サイトの編集長を経て、売り手、買い手、両方の立場という独自の視点から、不動産の最新トレンドをもとに消費者に役立つ情報提供を行っている。

All About「家の買い替え・売却」ガイド
宅地建物取引主任者

■近著
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